フルリフォーム

フルリフォームと建て替えを比較!それぞれのメリット・デメリットは?

新築戸建ての購入・建て替え・フルリフォーム……。「新しいマイホーム」を叶える方法はたくさんあります。

しかし、「それぞれにどんな特徴があるのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は「フルリフォーム」と「建て替え」の具体的なメリット・デメリットを比較してご紹介!

マイホームに関わる選択は、人生の中でも大きな決断となります。
それぞれの特徴を知り、ご自身に合った方法を見つけてみてください!

目次

建て替えのポイント
建て替えと比較した”フルリフォームのメリット”
建て替えと比較した”フルリフォームのデメリット”

建て替えのポイント

希望を叶える住まいを作ることができる

建て替えはまっさらな状態から住宅を建てていくので自由度が高く、住む人の希望に合わせた住まいを作ることができます。

家族構成や生活スタイルなどに合わせて、「広いリビングが欲しい」「部屋数を多くしたい」「アイランドキッチンにしたい」など、様々な要望があると思いますが、建て替えなら間取り・内装・外装・水回りの位置・各種設備など詳細を1つずつ決めていくことができます。

工事過程を確認できる

建て替えは住宅の詳細を決めて注文してから工事が始まるので、完成するまでの工事の過程を確認することができます。

誰がどのような工事を行っているのか実際に自分の目で見て確認することができるので、気になる点を質問したりもできるので、手抜き工事などの不安を少なからず解消できます。

また工事過程を撮影することで、記録や出来上がるまでの過程を思い出として残すことができるのでおすすめです。

新築を建てて「夢」を叶える

「新築のマイホームを持ちたい!」そう思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

中古住宅のフルリフォームは新築同様に新しくすることはできますが、「中古住宅」であることに変わりはありません。

一方で建て替えの場合、既存の土地に新築を建てるので、大きな夢を叶えることができます。

予算を調整できる

建て替えは住宅の詳細を自ら決めることができるので、限られた予算をどのように配分するかを調整できるのが特徴です。

「予算をかけて充実させる箇所」「予算をかけずに必要最低限で抑える箇所」を決めることで、限られた予算の中でメリハリをつけることができます。

「料理が好きなのでキッチン設備は予算をかけて充実させたい」「お風呂にはこだわりがなく、最低限の設備で」など要望に合わせて予算を調整することで、追加費用をかけずに、希望個所の設備を充実させることもできます。

建て替えと比較した”フルリフォームのメリット”

費用を抑えることができる

フルリフォームは建て替えと比べて費用を抑えることができます。

建て替えの場合は、既存住宅を取り壊してから新たに建て始めるので解体住宅建築2つが発生するので、その分費用はかさんでいきます。

一方フルリフォームは既存住宅の修繕改修が主になります。
リフォームも一部解体が発生しますが、予算に合わせて既存部分を残したりもできるので、費用面では建て替えよりもさらに柔軟性が高くなります。

完成までの期間が短い

フルリフォームの場合、建物の基礎構造躯体は基本的にそのまま利用しますので、建て替えと比べるとて完成までの期間が短くて済みます。

建物の思い出を残せる!

長年住んだ愛着のある家であれば、新しくしたいが思い出も残したい、、、そう思う方もいらっしゃいますよね。

フルリフォームならそのような要望も叶えることができます。

例えば、和室の雰囲気をそのままに、新しくした物件の事例を見てみましょう。

例)和室の雰囲気はそのままに新しく!

和室の雰囲気は変えずに、古さを取り除き新しくするためフルリフォームを実施しました。

お部屋の雰囲気をそのまま残すために、新しく交換や塗装をするのではなく、素材の本来の魅力を取り戻すために『あく洗い』を実施。
木部が黒ずんでいたり、木の色がくすんでしまい和室が暗い印象になっていましたが、丁寧にシミ抜きをし、漂白剤の塗布を数回繰り返すことで木の素材本来の色に近づけて修繕しました。
畳襖などは今までの色と同じものに交換を行いました。

その結果、雰囲気をそのままに古さを取り除いて新しい和室になりました。

リフォーム前
リフォーム後

建て替え不可の土地でも大丈夫

エリアや条件によっては建替え自体ができない場合があります。

特に建築基準法第43条「接道義務」を満たしておらず、再建築ができない住戸は非常に多く見かけます。
このように建替えが難しい場合でも、フルリフォームなら新築同様に住まいを新しくすることもできます。

建て替えと比較した”フルリフォームのデメリット”

そのままでは耐震基準を満たさない場合がある

建物の耐震基準には新旧の2つの基準が存在します。

耐震基準旧耐震基準新耐震基準
中程度地震(震度5程度)倒壊しない軽度なひび割れにとどめる
大規模地震(震度6~7程度)規定なし倒壊しない

日本は地震大国ですので、やはり耐震基準を満たしていないのは不安ですよね。
現在新耐震基準に適合しない家でも耐震補強を行うことで、新耐震基準を満たすことは可能なので、ご安心下さい。

ローンの条件が劣る

工事内容によりますが、フルリフォームは数百万円~1千万円以上かかることもあります。
そのためローンを検討される方も多くいらっしゃいます。

建替えの場合は一般的に「住宅ローン」を利用しますが、リフォームの場合は「リフォームローン」を使います。
同じ住宅に関するローンなのに、実はリフォームローンの方が条件が不利になっています。

住宅ローンとリフォームリフォームの比較
ローン種類金利 ※変動金利借入可能額返済期間審査期間
住宅ローン年0.415%500万~1億円1年~35年1ヶ月半
リフォームローン年2.475%~4.475%10万~1000万円1年~10年2週間

参考:住信SBIネット銀行 リフォームローン住宅ローン
※金利は変動いたしますので、最新情報は上記のページにてご確認ください。

ローンを組んでリフォームを検討している方は、資金計画時にローン条件を確認しておきましょう。

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