毎日ワクワク！ニューノーマル時代のオフィス(grands新社屋)

　新社屋のコンセプトは、「クリエイティブな気持ちで仕事ができるワクワク空間」。オフィスに求める機能性は確保しつつも、コモンスペースを多くとることで、スタッフの皆さんが自然と笑顔になる空間を目指しました。一緒に働く大事な時間を、新社屋で楽しく過ごしてもらいたいと思っています。

　レイアウトも「ワクワク空間」を実現するための工夫があります。
見通しのよい明るいオフィスにしたかったので、不要なものや圧迫感のある背の高い収納棚は置いていません。随所に植栽グリーンを配置し、視覚的にもリラックスできる空間にしました。また、物や書類が減ったことで、収納エリアとデスクワークエリアをゾーニングすることができ、多くの共用スペースが生まれました。コラボレーションスペースやweb会議室など、新しい働き方に対応した使い方も考えています。

　この建物は、築年数も古く、図面等の残っている資料が少ない物件でしたので、
現場でのフレキシブルな対応が必要でした。
また、建物のスケール感をつかむことも難しかったことの一つです。規模も大きく、大人数の利用が想定される建物ですので、住宅との勝手の違いを感じました。 　

　1階の天井はすべて解体して、1.5階分の天井高を確保。
縦方向に生まれた空間を生かしてロフトを設置しました。鉄筋造のロフトはマットブラックでカラーリングし、ビスやナット等も敢えて露出させることで、インダストリアルなテイストに仕上げました。
　ビンテージテイストのブリックタイルを組み合わせた壁は、マンハッタンやソーホー地区の雰囲気をイメージしています。他にも、天井をコンクリート打ちっぱなしで仕上げるなど、素材を感じられる内装にしたことがこだわりです。

　屋上にはテラスを設置。
まず目を引くのは、50人ほど着席可能な広いウッドデッキ。
そして中央には緑色の芝生がまぶしく光っています。
バーベキューコンロを広げて炭火でバーベキューをするにも十分な広さと なっているので、休日にはスタッフが集まり、笑顔の花が咲いています。
　弊社のウッドデッキにも使用したイタウバは、水中でも使用できるほど耐久性に優れています。また油分が多く、ツヤがあり、肌ざわりが良い点が特徴で、基本的に メンテナンスフリーですので、ご家庭への設置にもおすすめです。私たちも、イタウバ独特の風合いを感じながら、経年による素材の表情の変化も楽しみにしています。